2026-03

国鉄(インチキ)車両図鑑

BR47‐凛烈

ここまでは、BR47の来歴を辿りながら、すれ違った人々をメインに描いて来た。ここでは「その後」のBR47の姿をAI画像で示しながら、このシリーズの纏めとしたい。既述の通り、戦時中からBR47はザールブルッケンに集中的に配置され、周辺の運炭支...
国鉄(インチキ)車両図鑑

BR47‐袖擦り合った人々-舌禍

1917年2月10日。この日、フォッシュ元帥手ずから勲章を授与された彼―ジャン・ポール・ルボー大佐は上機嫌であった。これまでの悔悟と逼塞の生活を払拭し、この上ない名誉を上書きされた事で、自身の存在理由を満天下に顕わせた。これに勝る栄誉は、恐...
国鉄(インチキ)車両図鑑

BR47‐袖擦り合った人々-石炭泥棒

「待てえっ! 止まれ、止まらんと撃つぞ!」「畜生、あのガキ共が、今日と言う今日はただじゃ置かんぞ!」1917年、エクトワールノワイエの軍用操車場。深夜の豪雨を突いて二人のフランス兵の叫び声と呼子が響く。10月に入ってから石炭泥棒が現れるよう...
国鉄(インチキ)車両図鑑

BR47‐袖擦り合った人々-誰も帰って来ない

1916年、ヴィル=アン=サルレー地域では数日前からドイツ軍の攻勢が始まっていた。今この戦域に穴が開いてしまっては、たちどころにパリが危うくなる。補給端末駅にはひっきりなしに列車が到着し、兵士や軍需装備、資材等を降ろして行く。降ろし終わると...
国鉄(インチキ)車両図鑑

BR47‐袖擦り合った人々-帰還兵

1945年8月。白く埃っぽい道と貧弱な線路が寄り添っている。錯雑した地形、荒れた耕地、貧しげな森、そして抜けるような青空。一人の帰還兵が田舎道を歩いて来る。肩章も袖章も無く、略帽の徽章も当然無い。彼の肩に載せられた重しの様な重責によって今の...
日本(インチキ)風俗大系

日本(インチキ)風俗大系「呪演歌の花道」を見る

演歌の1ジャンル「デスメタル演歌」には一定のファンがあり、毎年大晦日に放映される「呪演歌(じゅえんか)の花道」は、デスメタル演歌の檜舞台として定評がある。不快に響く重低音と、人間の声とも思えない歌声にやがて脳髄が麻痺するが、そこで歌われてい...
国鉄(インチキ)車両図鑑

幸運な機関車「BR47」記録の断片

画像を見ていただこう。頃は1960年代半ば。所は西ドイツ西部、ザールブリュッケンに程近い炭坑町、カールスプラッテ近郊。緩やかに起伏する畑や森や小さな村を縫うようにして延びる線路を、殊更ゆっくりと旅客列車が走って来る。先頭を行く機関車に見覚え...