贋誌百珍

贋誌百珍

アメリカ歌舞伎「冬椿聖職者忠義」

これは南北戦争中の架空の話です。南北戦争中の1862年、アメリカ連合国のジェファーソン・デイビス大統領はナッシュビルでテネシー軍を視察して指揮官と会談しました。その後専用列車でリッチモンドへ帰る途中、テネシー州アトックビル付近で機関車が故障...
贋誌百珍

戦時下の夢・架空省線電車モハ63型

「凡そ電車と云ふ物は人間が使ふに充(原文ママ)つて便が良いやうに造形さるヽものである。現在の処省線電車の最精鋭と云ふのは東京のモハ六〇型、京阪神にあつてはモハ五二型である亊は疑ひ無いであらう。殊に六〇型は大馬力の改良電動桟(ママ)を搭載し、...
贋誌百珍

ある機関車の生涯(或いは強運のボイラー)

明治31年5月。山陽鉄道広島駅構内の外れに数両の蒸気機関車が停められていた。内1両には数人の人夫が群がって解体作業をしている。解体されている機関車は日本鉄道Db3/3。通番186号である。その年の3月に火を落とし、大勢の職員に見送られながら...
世界(インチキ)博物誌

世界(インチキ)博物誌・機関車メリー・ポピンズ号とその問題点

独立のどさくさで遺棄されたままの軽便鉄道。汽車がやって来なくなって久しい。以前地元の人は町へ出るのに軽便鉄道に便乗すればタダだった。終点の河港で荷降ろしの手伝いの真似事だけすれば大目に見られて来た。今ではアメリカの出資で立派な道路が出来、そ...
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博士の回転寿司・読まないほうが良い裏設定ノートです

本編はこちらです○マンフレート・ゼドウルマイヤー博士(Manfred Sedlmayr)1900年、ニーダーザクセン州、ハノーヴァに生まれる。その卓越した頭脳と抜群の行動力によって飛び級を重ね、第一次大戦中の1917年にはチュービンゲン大学...
贋誌百珍

架空回転寿司「メディツィン・トゥッケラー」

博士の回転寿司登場人物紹介はこちら「皆さんこんばんわあ。レポーターの日向山ポカ美でえす。今日の『今夜はごちそうさま』は、最近オープンした変わった回転寿司屋さんをレポートしてみたいと思いまあす。今日は特別ゲストとして、スィーツ評論家の隆羽軍司...
世界(インチキ)博物誌

世界(インチキ)博物誌 孤高のマンネリズム「TVドラマ、ハドリアヌス」を見る

「ご隠居、ちょっと待って下さいよぉ」「おいハチ、いくらキサルピーナの名物が鱸団子だからって、一人で五皿も食う奴があるか」「そんなぁ、ご隠居、何とかして下さいよぉ、あっしゃもう腹が痛くて痛くて…」「ハッハッハ、仕方がありませんな。どこかで休む...
贋誌百珍

遊女阿芳間夫逢瀬条(いふじよおよしまぶとおうせのくだり)

「本邦鉄オタ事始」品川宿。宿場の外れの待ち合いの一室である。海に面した窓は障子が開いており、先程までの時雨が止んで夕陽が室内を明るく染めて、女のほの白い顔だけに精彩を与えているように見える。女は30前であろう。長身で面長。華やいだ雰囲気の中...
贋誌百珍

流転ー鉄道擬人化の試み ある木造客車の浮沈

あたしの名前はナハ22000。生まれて間もなく優等列車に起用されてさ、憧れの18900さんと手を繋いで東海道を上下したものさ。そりゃああたしだって若かったし、胴がスラっと伸びて大直径動輪を履いた東海道の王者、18900さんに首ったけだったん...
贋誌百珍

ある兵士の夢

夢に見た鉄道「1月22日 マラリヤが漸次よくなつてきましたので、さぎよ(作業) しました。午後空襲ありました。せん(戦闘機)3、ばく(爆撃機)2」「1月25日 慰問袋とどきました。岡部伍長殿と大出君とで中隊しえき(使役) でました」「1月3...